2024-01-01から1年間の記事一覧

月山の夏雲

鳥海山では、台風通過の影響でひどい目にあったけれど…… 続けて、月山に登ったらご覧のような、晴れやかな空模様で、穏やかな月山の山稜と合わせてのんびりと東北の夏山を楽しむことができました。

もう秋の空

お盆休みの後半に、 檜枝岐のバンガローに泊まって、会津駒ヶ岳に登ったんですが こんな珍しいというか、神のお告げ(?)のような秋の雲に出会いました。山頂付近のお花畑も、もう夏の花はほとんど終わっていました。

ガス湧く山稜

これは3年前に、東北の大朝日岳に登った時のショットなんですが、動画だと、稜線から湧き上がるガスと上空の雲とのコラボがわかるんですが……大きな岩の上で、奥さんがザックから取り出そうとしているのは、山形駅で買ってきた、そう、採れたてのサクランボ…

山を想えば人恋し

昔、北アルプスの峰々に登っていた頃に知った、 信濃の登山家百瀬慎太郎の言葉で ”山を想えば人恋し 人を想えば山恋し” という想いが今頃になって、なんだかわかるような気がします。 (イメージ画のようですが、前穂高の奥又白池付近の実景です)

天空の山小屋

今だったら、(よく、あんなところを登ったなぁ…)と思う、 鎖場だらけの真教寺尾根を登って、山頂直下にある赤岳頂上山荘に泊まった翌朝。 目覚めてホールへ行って見た、日の出前の情景が忘れられません。まさに、天空の山小屋って感じでした。

早池峰山の絶壁

”日本のエーデルワイス”とも言われる「ハヤチネウスユキソウ」を見に、岩手県の早池峰山に登ったら、思いもよらぬ絶壁で驚きました。でも、この壁の登山道の岩陰に、可憐に咲くハヤチネウスユキソウを見つけて「来たかいあったネ~」と喜んだのでした。

遥かなる新雪の山稜

今から19年前の10月、八ヶ岳の赤岳鉱泉に泊まった翌日は、 思いがけなくも夜のうちに降った新雪が、 硫黄岳山頂付近をうっすらと覆っていた。 これから、夏沢峠まで下って、根石岳を超え、前方に見える天狗岳までの予定なんだけど、まあ、このぐらいの積…

黄葉の槍沢

これほどに圧倒的な紅葉&黄葉の色彩は、いままで見たことがなかった。それに夏と違って、すれちがう登山者もまばらで、 まるで2人のために輝いていたような槍沢カール。……背中の重いザックも、しばし忘れる心地だった。

仙人池の朝

NHKの番組「山の歌」で紹介された、 北アルプス・剣岳の奥にある「仙人池ヒュッテ」の 名物オバアちゃんに会いたくて、女房とふたり。 ザンザン降りの雨の中、怖い大雪渓をくだり、ゴウゴウと流れる激流の脇をへつ って(2日前に落ちて行方不明者あり)よう…

雨とガスの木曽駒ヶ岳

日頃の行いが悪かったのか、早朝4時20分、明るくなり始めた小屋の周囲は濃いガスで何も見えなかった。……待ったが、あきらめて下山の準備をしながら、窓の外を見るとガスの切れ間から、残雪の峰々が見えだした。「やったア、行くぞ、アタック!」50分後…

3つ峠から南アルプスを望む

TVドラマ「氷壁」のロッククライミング・シーンの撮影が行われた三つ峠へ。 山麓は、色とりどりの花が咲き乱れ 山頂では、まだたっぷりの残雪がのこる南アルプスの、 大パノラマが出迎えてくれた。

蝶ヶ岳の黎明

数えきれないほど、たくさんの日の出をみてきたけれど やはり高山の、まったく音のない世界の中で、息を詰めながら見つめた地平線と 天空の色彩の変化していくさまは、……神々への合掌。

新雪の仏果山

ある程度は予想していたけれど、これほどたくさんの雪が積もっているとは、標高747mの仏果山を甘くみてしまった。けれど、白い雪のまばゆさと、冬木立の明るさと、どこかでえさえずる小鳥たちの声があたりを包んでいて……とっても気持ちのいい休日を過ご…

常念岳への朝

蝶が岳の山頂にあと少しというお花畑に、老人が1人うずくまっていた。声をかけると、「胸のポケットからカプセルを出して、飲ませてくれ…」と死にそうな声でうめいた。飲ませてしばらくすると、上半身を起こし「名古屋から1人できたんだけど、…どーしても登…